簡単にできる!スタートアップをカスタマイズしよう!

この記事は小規模事業者にむけて、業務の自動化の初めの一歩として、Windows10でスタートアップのカスタマイズについて記載しています。

できるところから業務を自動化

・ひとりで事業をしている
・従業員がほしいけど、お金がないので新たに従業員を雇うことができない
・従業員の募集をかけてもほしい人材がなかなかこない
などの理由で、ひとりで様々な仕事をこなさないといけないことがあるかと思います。
少しでも業務を自動化して、この負担減らしたいですよね?

業務を自動化することを考える場合、大きく2つにわかれると思います。
①物理的なもの
②電子的なもの

①の物理的なものは機械的なロボットが必要になります。
その設計から製造に至るまでには大幅な時間とお金が必要になります。
そんなことができるのは大手企業のみです。
わたしも含め、小規模事業者がこの時間とお金を準備するのは無理です。

しかし、②の電子的なものはどうでしょうか。
電子的なものは、つまるところパソコンでやりとりする電子データです。
パソコンを購入するのに大幅なお金は必要ありません。

時間はどうでしょうか。
「プログラムを作って、すべての作業を全自動!」
と考えると多大な時間を必要とします。
ですが、
・設定だけで簡単にできる自動化
・フリーソフトを入れるだけで簡単にできる自動化
・プログラムを作成してできる自動化
と自動化についても段階があると思います。
その作業に今後費やす時間 > 自動化に費やした時間
であるなから、自動化したほうがいいですよね。

今後費やす時間
まずは毎日の作業の中で必ず行うことを考えましょう。
短い時間でも毎日となると相当の時間を費やしていることになります。
今回は、設定だけで簡単にできる自動化として、
Windows10でスタートアップをカスタマイズしたいと思います。

スタートアップに追加

わたしの場合、仕事を始めるときに
①パソコンを起動する。
②パソコンが起動したら、音楽ソフトを起動して音楽をかける
③メールソフトを起動して、メールを確認する
ということを仕事の日は毎日行います。

パソコンによっては顔認証機能があるので、毎日パスワードを打ち込んで起動するよりも顔認証機能を使用したほうがいいと思います。(なかなか顔を認証してくれないときもありますが)残念ながら、メインのパソコンには顔認証機能がないのでパスワードを打ち込んで起動しています。

上記②③を毎日手動で行っていました。
毎日の作業なので今後のことを考えると相当時間を費やします。
そこで、パソコンを起動したら、②③は自動でやってくれるようにしました。

パソコンを起動時に目的のプログラムを起動させる方法は、

①目的のプログラムのショートカットを作る
②ショートカットを特定のフォルダに入れる

この2点の作業で完了です。

まず、目的のプログラムのショートカットの作成の仕方です。
こちらはご存知かもしれませんが、一応記載しておきます。

デスクトップに目的のプログラムがある場合は次の手順で作成できます。

①目的のプログラムで右クリックする。
②右クリックのメニューから「ショートカットの作成(S)」をクリックする。

デスクトップにない場合はスタートメニューからアイコンをデスクトップにドラッグすると、デスクトップにショートカットを作成することができます。

①スタートメニューをクリックします。
②目的のプログラムのアイコン上でデスクトップにドラッグします。
そうすると、下の図のようになります。

そのまま、話すとショートカットができます。

次に、スタートアップにこのショートカットを移動します。
①スタートメニューで右クリックします。
②下から3番目に「ファイル名を指定して実行(R)」をクリックします。

③名前の欄に「shell:startup」を入力します。

③エクスプローラーが開きますので、デスクトップに作ったショートカットをこのフォルダに移動します。

これで作業完了です。パソコン起動時に自動的にプログラムが起動します。

目的のプログラムで特定のファイルを開きたいときは?

プログラムによっては、次のようにショートカットのプロパティでリンク先を変更することで、目的のプログラムで特定のファイルを開くことが可能です。
※すべてが対応しているわけではありません。
※そのプログラムが対応しているのか確認する必要があります。

①ショートカットの上で右クリックします。
②一番下のプロパティをクリックします。

③ショートカットのタブをクリックします。

④リンク先を変更して「OK」をクリックします。

例えば、GoogleChromeで特定のURLを開きたいのであれば、「….\chrome.exe”」と記載されている後ろにスペースを入れて引用符でくくったURLを入力します。
youtubeを開くのであれば、
「….\chrome.exe” “https://www.youtube.com/”」
となります。

スタートアップから削除

上記とは別に、パソコン起動時に起動しなくてもいいのに起動してしまうプログラムもあります。

上記の手順でショートカットを削除すれば、パソコン起動時にプログラムは起動しなくなります。しかし、何点か注意点があります。

まず、上記で説明したショートカットは

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

という場所に保存されています。
「\」はフォルダの階層を表します。
(ユーザー名)のところには、ログインしているアカウントを表します。
ですから、他のユーザーでログインすると上記の設定は繁栄されません。

次に、上記以外にサービスとして起動しているものがあります。

手順は、
①スタートメニューで右クリックします。
②下から3番目に「ファイル名を指定して実行(R)」をクリックします。
③名前の欄に「services.msc」を入力します。

④起動したくないプログラムをクリックして、プロパティをクリックします。

わたしの場合は、弥生マイポータルをパソコン起動時に起動する必要はないので、弥生マイポータルのサービスを停止しました。

⑤全般タブにて、サービスが開始している状態の場合は「停止」ボタンがクリックできますので、「停止」ボタンをクリックします。

⑥次に、スタートアップの種類を「手動」にして「OK」ボタンをクリックします。

※サービスを停止するのは確実にわかっているものみとしてください。
※わからずに停止するとパソコン自体が起動しないこともあります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする