この記事は自分で個人の確定申告をされる方向けの記事です。
マイナンバーカードだけで電子申告
今年も新たな年を迎え、個人の確定申告の時期が近づいてきました。
今まで確定申告はどのようにされていますか?
- 資料を持って、税務署や相談会場に行って申告している
- 税務署で申告用紙をもらって、自宅や職場で記載してから、税務署に持参もしくは郵送で申告している。
- 国税庁の確定申告作成コーナーで必要な事項を入力して、プリンタで印刷してから、税務署に持参もしくは郵送している。
- 電子申告している。
ここでは、電子申告をしようとしている方で、
- マイナンバーカードを持っている。
- 対象のAndroid端末のスマートフォンを持っている。
という条件に該当する方が対象となります。
対象のAndroid端末のスマートフォンを持っている。
だけど、マイナンバーカードがない。
という方はマイナンバーカードを取得してみてはいかがでしょうか?
2019年1月5日時点で公表されている対応端末は、
下記のリンクにて確認してください。
【公的個人認証サービス ポータルサイトより】
https://www.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf
2018年までの電子申告
限定的な方のみではあるものの、
なぜマイナンバーカードだけで電子申告できるようになったのか?
まず、2018年までの電子申告の制度を見てみたいと思います。
電子申告できるようにするために
- マイナンバーカードを取得する
- 税務署に電子申告の利用開始届出書を提出する
- 税務署からIDとパスワードをもらう
と3つのステップを踏む必要がありました。
さらに、電子申告を行うときに、
マイナンバーカードのICカードを読み取る機器「ICカードリーダライタ」が必要でした。
※スマートフォン対応は2017年から対応していたようです。
2019年からの電子申告
2019年になってから、電子申告できるようにするためのステップが減ったんです。
- マイナンバーカードを取得する
だけ。上記2・3のステップがなくなりました。
(個人的には、今までの税務署への手続きから判断するとかなり画期的に思いますが。。)
マイナンバーカードとIDとの紐づけの作業が必要になります。
具体的な手順は下記のリンクにて確認してください。
【e-taxホームページより】
http://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/mynumber_image2.pdf
e-taxホームページに2018年までと2019年からの電子申告のわかりやすいイメージ図がありますので、こちらにもイメージ図を載せておきます。
【e-taxホームページより】※イメージ図のマイナンバーカード方式の説明になります。
あとは電子申告を行うときに「ICカードリーダライタ」を用意するだけ。。
いやいや、スマートフォン対応って、もうできてるから。
上記の対応のAndroid端末を持っている方はマイナンバーカードを持っていれば電子申告ができるようになりました。
今後の期待
残念ながら、iphone端末には対応していないんです。
私もiphoneユーザーであったため、残念で仕方ありません。
説明は省略していますが、
上記イメージ図のID・パスワード方式ではICカードリーダライタは必要ありません。
しかし、
- 本人が税務署におもむく必要がある
- 期間が限定された措置
というデメリットがあります。
また、2019年からセキュリティが強化されました。
そのため、税務署からのお知らせをみるにも、原則
- マイナンバーカード
- ICカードリーダライタ
が必要になります。
個人的には、申告納税制度(自分で申告して納付する制度)である以上、ICカードリーダライタの購入を催促するようなやり方にはいささか疑問が残ります。
すでに普及しているスマートフォンを使って申告できるようにと検討しているのであれば、iphone端末にも早く対応してほしいところです。