どんなパソコンを選べばいい?ハードディスク編

この記事はパソコンを購入を検討されている方向けの記事です。

パソコン購入時に確認する項目

パソコンを購入しようとするときに、どんなことを確認していますか?
・デスクトップかノートパソコンか
・CPUの性能はどうか
・メモリはどのぐらいあるのか
・ハードディスクドライブはどのぐらいの容量があるのか
など、検討しないといけない項目がたくさんあります。

今回はハードディスクドライブについてみてみます。

ハードディスクドライブ(HDD)とは

ハードディスクドライブ(HDD)は、データを保存する装置です。机に例えると、書類を保存するための引き出しです。引き出しが多ければ多いほどたくさんの書類を保存することができますよね。

ハードディスクドライブの場合、この引き出しの多さを容量といい、「バイト(B)」という単位で表します。メートル(m)やグラム(g)などのほかの単位と同じく、
・KB=1,000B
・MB=1,000KB
・GB=1,000MB
・TB=1,000GB
と、1,000の単位で数字を省略して表示します。
最近のパソコンでは数TBのハードディスクドライブ(HDD)が主流です。

容量を選ぶ目安として、1つのファイルのサイズを記載すると
・文字などのテキスト情報のみ 数KB
・写真や音楽 数MB
・動画 数GB
となります。動画を取り扱うことが多い場合は、容量を気にする必要がありますが、あまり動画を扱うことがなければ、最近のパソコンではあまり注意しなくても問題ないと思います。

ソリッドステートドライブ(SSD)とは

最近、ハードディスクドライブ(HDD)ではなく、
「SSD搭載」
と記載されたパソコンを見ることが以前にくらべて多くなってきました。
このSSDとは何でしょうか?

SSDはソリッドステートドライブ(Solid State Drive)の略称です。ハードディスクドライブ(HDD)と同じく、データを保存する装置であることにかわりありません。では、ハードディスクドライブ(HDD)と何が違うのでしょうか。

仕組みのおおまかなイメージ

ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)の大きな違いはデータを保存する仕組みにあります。おおまかなイメージは次のとおりです。

ハードディスクドライブ(HDD)は、円盤のようなものが入っていて、そこにデータが保存されています。パソコンを起動すると、この円盤が常に回転し、この回転する円盤からデータを探し出して、データを引っ張り出すというような仕組みになっています。

これに対して、ソリッドステートドライブ(SSD)には、円盤のようなものはありません。USBメモリと同じようなものが入っています。すべて電気信号によって、データを引っ張り出す仕組みになっています。

SSDのメリット

ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)の仕組みについて、おおまかなイメージはもって頂けたかと思います。ではこの仕組みの違いでどのようなメリットが出てくるのでしょうか。

データにアクセスする速度が圧倒的に早い
熱を発生しにくい
音が静か

この3点が大きなメリットとなります。

ハードディスクドライブ(HDD)の場合、電気で物理的に円盤を回転させているので、
・物理的な速度を超えてデータにアクセスすることはできない
・回転による熱の発生は避けにくい
・回転による音の発生は避けにくい
といった物理的な制限があります。

これに対して、ソリッドステートドライブ(SSD)はすべて電気信号で完結するので、上記のようなことは発生しません。

データにアクセスする速度は体感して頂いたほうがいいかと思います。
youtubeに、パソコン起動時の速度比較をした動画がありましたので、よければ体感してみてください。

SSD vs. HDD スピード対決 (TravelMate P259で検証)

SSDのデメリット

ソリッドステートドライブ(SSD)のメリットはわかって頂けたかと思います。では、ソリッドステートドライブ(SSD)にはどんなデメリットがあるのでしょうか。

ハードディスクドライブ(HDD)に比べて価格が高い

これが大きなデメリットです。ですから、ソリッドステートドライブ(SSD)の容量を大きくしようとすると、びっくりするような価格になってしまいます。

そのほか、わたしは経験したことがありませんが、突然故障してしまうとデータの復旧が難しいなどのデメリットもあるようです。

おすすめの構成

データの保存をソリッドステートドライブ(SSD)にすると、どうしても高額になってしまいます。わたしのおすすめは

ソリッドステートドライブ(SSD)とハードディスクドライブ(HDD)を併用する

です。

ソリッドステートドライブ(SSD)には、Windows(OS)やプログラムなど、データにアクセスする頻度が高いものを保存する。ハードディスクドライブ(HDD)には、それ以外のものを保存する。

これが、現状では理想的な使い方だと思います。
ソリッドステートドライブ(SSD)を搭載したパソコンはノート型が主流ですが、デスクトップパソコンでも搭載しているもの、カスタマイズできるものもあります。よければ、下記サイトを参照ください。

ドスパラ https://www.dospara.co.jp/

マウスコンピューター https://www.mouse-jp.co.jp/

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