この記事はEXCELを利用されている方向けの記事です。
なぜ、警告メッセージがでるのか？
EXCELのファイルを開くと、上記の図のような警告メッセージが表示されることがあります。
・仕事で急いでいるとき
・よくわからないとき など
ファイルの内容を確認したいとき、どうしていますか？
念のためですが、
「更新する」のボタンがはじめから青く囲まれている。
よくわらないから、とりあえず。。
なんて方いませんよね？
もし、そうしているのであれば、やめましょう。
ファイルの内容がかわる可能性があります。
なので、大概は「更新しない」をクリックしているのではないでしょうか。
そもそも、なぜ、このような警告メッセージが表示されるのでしょうか？
①外部へのソースを参照している。
②でも、外部のソースが存在しない。みつからない。
ことが原因なんです。
外部のソースと書かれていますが、ひらたく言うと
①違うブックのセルを参照している。
②①のブックが存在しない。みつからない。
ということなんです。
※もちろん、マクロのようにセル以外の場合もあります。
メッセージは警告ですが、個人的にはエラーのほうがいいと思っています。
エラーを引き起こす、やりがちな操作
では、どんなことをすると、こんなことになるのでしょうか？
実は、意外とやりがちな操作です。
シートのコピーを他のブックに移動もしくはコピーする
たった、これだけ。。
EXCELが賢過ぎて？こんなことになります。
では、実際に見ていきましょう。
シート1には、セルのA1に「test1」という値が入力されています。
シート2にも、同じようにセルのA1に「test1」が表示されています。
だけど、違うのはシート1のセルのA1を参照しています。
このシート2を新しいブックにシートごと移動もしくはコピーします。
すると、新しいブックでは。。
部分的に黒くしていますが、記載されているのは
[ファイルのパス][ブック名][シート名][セル]
の順番で記載されています。
もともと参照していたところ
(もとのブックのシート1のセルA1)を
参照できるように勝手にかえてくれます。
個人的にはおせっかいな気もしますが。。
そして、もとのブックを
・削除する
・違う場所に保存する
・名前を変える
などの操作をする。
もしくは、新しいブックのみを
・他の人にメールする
・USBなどに保存する
などの操作をする。
そうすると、簡単にエラーがでるEXCELファイルが出来上がります。。
エラー箇所の見つけ方と解除の方法
もし、エラーが出たらどのように解除したらいいのでしょうか。
解除の仕方は
[ファイルのパス][ブック名][シート名][セル]
となっているところを、
・値として直接入力する
・値として貼り付ける
・ほかのセルを参照するようにする
など、いくつか方法が考えられます。
解除の仕方は簡単です。
でも、
・シートの数が多い
・セルの至る所に値が入力されている
場合、エラー箇所をどうやって探しますか。
一つづつ探すわけにはいきません。
次の順番で探してみてください。
①エラーがでたEXCELファイルを開きます。
あたりまえですが、警告メッセージが表示されます。
②「更新する」をクリックします。
③上の画面がでたら「リンクの編集」をクリックします。
④上の画面が表示されます。
そうすると、リンク元になっているブック名が表示されています。
ここでは、「test1.xlsx」ですね。
これをメモしておいてください。
ちなみに、下にリンク元のファイルパスも表示されます。
⑤確認ができたら、「閉じる」をクリックします。
⑥EXCELの画面が表示されます。
表示されたら、検索をしましょう。
⑦見慣れた検索画面ですね。
右下の「オプション」をクリックします。
⑧上の図のようにオプションが表示されたら、
「検索する文字列」に「[ブック名]」
「検索場所」を「ブック」
にして、検索します。
検索する文字列のブック名の前後に[]がついています。
これは式として、ブック名の前後に[]がついているからです。
※「エラーを引き起こす、やりがちな操作」を再度ご確認ください。
これでエラー箇所が特定できます。
それでも解除できない。。
あらかた上記で解決することができます。
しかし、上記の方法でやっても
・見つからない
・解除できない
という場合があります。
それは、上記以外にも
・オブジェクトの外部参照
・名前の外部参照
によって、エラーがでます。
まず、オブジェクトの外部参照について説明します。
図形や画像をシートに挿入します。
この図形や画像にシートに、別のブックのマクロを登録している場合です。
次に、名前の外部参照について説明します。
いくつかセルを選択し、選択したセルに名前をつけることができます。
名前をつけると関数で参照するときに簡単に指定することができます。
この選択するセルとして、別のブックのセルを選択する場合です。
ここでは、それぞれの解決方法は割愛しています。
上記の方法でも解決しないときは、他のサイトもご参照ください。